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お肌は弱酸性に保たれている
お肌が弱酸性なのはご存知の方も多いと思いますが、なぜ弱酸性なのか、そのメカニズムを知っていますか?
お肌の自然免疫が弱酸性を保つように働いているのです。弱酸性が保たれると、殺菌力、収れん作用(組織や血管を縮める作用で、止血、鎮痛、防腐などのアストリンゼント効果)が働いて肌トラブルを防ぎます。
弱酸性化粧品を長年使用すると肌トラブルに
肌を弱酸性に保つ最良の手段は自らの自然免疫に依るのが一番です。それを外から弱酸性のうるおい(弱酸性化粧品)を長年与えてしまうと、お肌の自然免疫は 「自分で代謝を行い、弱酸性にした。」 と間違って記憶してしまいます。
そのようなことから弱酸性の化粧品を使い続けることにより、お肌のメカニズムが狂い、自らうるおいを出さなくなってしまうのです。
結果として、乾燥肌・敏感肌・老化肌・しみ・シワ等へと移行してしまいます。
自然免疫のアルカリ中和能
弱酸性がダメなら当然アルカリになります。肌の表面は弱酸性なのになぜアルカリ?と思われる方もいらっしゃると思いますので、その説明をしましょう。
アルカリが肌に触れると肌は中和しようと働きます。これをアルカリ中和能といいます。アルカリを中和するには酸性の物質を分泌する必要があります。皮膚は酸性の物質をどんどん作って皮膚の表面に排泄して中和します。酸性の物質を作るということは皮膚代謝が活発になるということです。
だからアルカリが肌に触れると代謝が活性化することになります。アルカリが肌に触れると、そのことをランゲルハンス細胞が感知し脳に伝えます。すると脳は酸性物質を分泌するよう命令し、おおよそ10分から20分で皮膚代謝が活性化し、分泌された酸性物質によって皮膚は弱酸性に戻ります。
この一連の反応が肌の健康にはとても大切なのです。
肌と同じ弱酸性を与えると、肌のこの反応は怠けてしまうようになりますが、アルカリを与えると活性化して肌のためには良いのです。
全国各地に美肌の湯といわれる温泉はありますが、そのほとんどはアルカリ泉質なのをみてもアルカリがお肌のためにとってもいいことがお分かりいただけると思います。
美肌とアルカリ泉
美肌の温泉といえば 『アルカリ泉』 です。湯上りはお肌がつるんつるんになる経験がお有りと思います。
お肌にはアルカリ泉がとっても良いのです。それは古くなった角質をふやかし、落とし、皮膚の新陳代謝を助けるからです。
長野県にある「美肌の湯 白馬八方温泉」、ここの pH は、なんと11.2 という強アルカリ泉です。
この11.2 という phは、猛毒の苛性ソーダを水に溶かしたときの pH と同じなのです。それなのにこの温泉では肌がスベスベになり、全国から美肌美人を願う女性が訪れます。ちなみに、赤ちゃんが育つお母さんの羊水も pH 7.8~8.2 のアルカリ性です。
アルカリ成分が肌に触れると、肌の自然免疫の中和能(アルカリ性に傾いた肌表面を酸性物質を排泄して中和しようとする力)が働いて、肌は盛んに酸性物質を出そうと皮膚代謝を活性化します。これが肌に大切な保湿成分でもあるわけです。さらにアルカリは肌を柔らかくしたり、膨潤(潤いふくらませる)させる作用もあります。
温泉に入った後は何も塗らなくてもスベスベになります。昔の人は理由は分からなくても肌がきれいになることは経験で知っていたのですね。今では科学的な根拠が解明されています。
ですからアルカリの温泉に入ったら、顔も体もバシャバシャお湯をかけることをおすすめします。ツルツルのお肌になるはずです。
人間の身体は疲れたり病気になったりすると pH が酸性に傾いてきます。そんな時アルカリ性の温泉につかると中和され疲れがとれるのです。だからこそ、今のように豊富な薬の無い時代に「湯治」が生まれたのでしょう。
では、酸性の温泉は? というと、こちらは殺菌作用が高いので傷や炎症を鎮める効果があります。昔、戦場で手傷を負った武士は酸性の温泉に入って直していました。
傷には酸性の湯、美肌にはアルカリの湯で肌の代謝を活性かさせる、と使い分けるのが賢い温泉の利用法です。
お肌にはアルカリが良い
しめサバを酢でしめるように、酸性は細胞をキュッと引き締めます。アルカリ性は逆に細胞をゆるめます。
肌のお手入れはアルカリ性で肌をゆるめることで汚れが浮き上がります。その浮き上がった汚れを取り去れば肌の清潔も保たれます。そして緩んだ角質から必要なだけの水分が補給されるのです。それがアルカリが肌に良い理由です。
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