Trouble skin improvement life

水洗顔
水洗顔とは、洗顔料を使わず、水やぬるま湯のみで顔を洗うことです。普段から洗顔料に気を使う人には、ちょっと意外な方法かもしれませんね。
しかし、水洗顔はそんな人にこそお薦めなんです。洗顔料の中には、肌のバリア皮脂や保湿成分を一緒に洗い流してしまうものもあるんです。
水洗顔はこれらの成分の保護を目的としています。この方法は敏感肌の人に効果が期待できます。
だからと言って水洗顔のみに頼っていると、汚れが落ちないこともあります。夜は洗顔料をつかうなど、使い分けると効果も上がるかもしれません。
洗顔料の使い過ぎによる肌荒れを防ぐための方法なので、決して洗顔料を否定する方法ではありません。もちろんこの方法が肌に合わない人もいるでしょう。また、化粧品の種類によっては落としきれない可能性もあります。
ニキビの対策としても水洗顔は少し疑問が残ります。清潔を保つのがニキビに対して一番いい方法なので、落としきれない可能性があるものは避けたほうが良いかもしれません。自分の肌に合ったものを見つけることも、綺麗な肌への第一歩です。
水洗顔は、洗顔料を使う肌に休憩を与えるような方法である、と考えるといいでしょう。上手に使い分けて、元気で健康な肌を目指しましょう。
お湯洗顔
それは「42度洗顔」というもの。
42度というと、入浴するにしても熱いと感じる温度です。そんな熱いお湯で顔を洗っても平気なのでしょうか?にわかには信じがたい話ですが、きちんとした研究により導き出された洗顔方法だということです。
慶応大、熊本大、名古屋大、再春館製薬所などの共同研究チームはマウスによる実験で、「42度のお湯に5分間浸けるとシワを予防できる」ことを実証しました。この研究成果は、イタリアで開催された欧州研究皮膚科学会でも発表されています。どうして42度のお湯でシワが予防できるのでしょうか?
これには、ヒートショックプロテイン(HSP)というものが関係しています。ヒートショックプロテインとは、熱などのストレスを受けることで作られるタンパク質のこと。ストレスを受けた細胞のキズを修復する働きがあります。
ご存知のとおり、肌の弾力を保つために必要なのはコラーゲンです。このコラーゲンもタンパク質。さらにエラスチンというタンパク質も、肌の弾力のために重要な働きをしています。
しかし、悲しいことに加齢や紫外線により、コラーゲンやエラスチンは減っていきます。すると、シワやタルミができるというわけ。そこで思い出していただきたいのが、さきほどのヒートショックプロテインです。熱さの刺激により、増えていくタンパク質です。
その中でも「HSP70」というヒートショックプロテインは、コラーゲンやエラスチンを分解するタンパク質を減らす働きがあることが、研究の結果わかりました。40度くらいの温度でもヒートショックプロテインは増えるのですが、もっとも効率のよく増やせる温度が42度なのです。
少し前に、野菜などの「50度洗い」が話題になりましたが、これもシャキッとさせる効果がありました。
人間も野菜と同じということでしょうか。今まではシャキッとさせるためには冷水と思い込んでいましたが、その常識はもはや過去のもの。これからは野菜は50度洗い、人間は42度洗顔です。
泥洗顔
泥洗顔は、海底の泥の吸着効果を利用した洗顔方法です。泥は汚れを吸着する成分を持っています。
泥は汚れを吸着しますが、水に流れやすい性質も持っています。この方法は、汚れをくっつけさせて、水で流してしまうという仕組みです。
このように、泥洗顔ではほとんど化学物質が関与しないため、必然的に肌に優しいということになるのです。肌が弱い人にはぴったりですね。
泥洗顔は洗顔だけでなく、泥パックなどの方法にも用いられています。エステなどでよく聞きますが、これも洗顔と同じく汚れを吸着してくれます。毛穴の汚れや角質を取ってくれるので、にきびに悩む人にもお薦めです。
ただ、泥洗顔に限った話ではないですが、洗いすぎは禁物です。また、ピーリング効果も含まれているので、頻回な使用は肌を痛める危険もあるので要注意です。
健康な肌の人はより綺麗に、肌荒れさんはその対策に。泥洗顔で綺麗さっぱり、汚れを洗い落として、目指せ!一肌向けた、たまご肌!
酵素洗顔
酵素洗顔は、たんぱく質を分解する酵素という成分を使って洗顔をするというものです。この成分で角質を溶かして、綺麗にしていくのです。にきびなどのトラブルに悩む人にも嬉しい効果ですよね。
普通の洗顔料ではなかなか落ちないシミや毛穴の汚れも、これなら落とすことが出来ます。また、古い角質も落とせるので、肌の新陳代謝の促進にも効果的です。
一見、良いことばかりの酵素洗顔ですが、角質が溶かされるものなので、肌が弱い人は注意が必要です。またそうでもない人も、週2回程度にとどめておく方が安心です。
酵素洗顔を行ったあとは、洗いっぱなしにせず、乳液などのケアを入念にしましょう。洗うときは良く泡立てて、肌への負担を最小限にしたいですね。
酵素洗顔は、正しく行えば美肌への強い味方です。古い角質などをうまく取り除けることができれば、化粧水や乳液などの浸透率も高まります。
また、酵素洗顔料も肌に優しく改良されたものもあります。古い角質のみ落としてくれるものもあるので、敏感肌の人も試してみることが出来るのではないでしょうか。
酵素洗顔は少しハードルが高い方法かもしれませんが、方法の一つにいれてもよいでしょう。ニキビなどのトラブルには、状態に適した洗顔を行ってくださいね。
石鹸洗顔
<固形石鹸洗顔は肌を活性化させる>
ご存知のように、肌はもともと弱酸性です。
しかし石鹸洗顔後一時的にアルカリ性に傾いても30分くらいすれば、肌から分泌される皮脂で肌は弱酸性に戻る力を持っています。
それが「アルカリ中和能」と呼ばれる肌の力なのです。
あなたは、石鹸洗顔後の肌のつっぱりは、必要な皮脂まで落とされてつっぱっていると思ってはいませんか?
実は・・・
洗顔石鹸を使った後の肌のつっぱりというのは、むしろ肌を守ってくれる方へ働いてくれるのです。
たしかに固形石鹸で洗顔したあとは一時的につっぱりを感じることがありますが、それは、洗顔後も石鹸成分が肌の上に残り薄い被膜となるので、石鹸成分の薄い被膜は、肌を守るための天然のクリーム皮脂の分泌を促し、元気な肌のサイクルが順調に回っていくことに一役かっているのです。
固形石鹸による洗顔は、一時的にアルカリに傾いた肌を弱酸性へ戻す、という肌本来の機能を鍛え、肌を活性化させることになるのです。
<弱アルカリ石鹸は美肌を作る>
弱アルカリの石鹸で洗顔後、肌が一時的にアルカリ性に傾くことは決して悪いことではありません。老化した角質が取り除かれることでやわらかみを増し、ツルツルスベスベにさせるというプラスの働きをします。
ツルツルスベスベの肌といえば・・・
美肌をつくることで知られる「日本三大美人の湯」 龍神温泉(和歌山)、川中温泉(群馬)、湯の川温泉(島根)はいずれも 弱アルカリ性です。
こうしてみれば、弱アルカリ性の固形石鹸で洗顔することが肌に悪い、という考え方がいかに見当はずれなものかおわかりいただけるのではないでしょうか。
排気ガスやほこり、酸化した皮脂やメイクなど、肌にダメージを与えるものを弱アルカリ性の固形石鹸でしっかり洗い落とすことで、肌が本来持っている自ら美しくなろうとする力を引き出し大事にしていくことが、あなたの肌を美しくしていくのです。
お茶洗顔
液体のお茶そのものを使った洗顔法方。
普段お茶を飲むように、急須にから抽出し、洗面器で水と薄めて冷ましてから使用します。
お茶にはビタミンが豊富で、殺菌効果や乳化作用もあり、汚れも皮脂も落とす事できます。ただし、気をつけたいのが緑茶の酸化です。
夜のお茶を朝の洗顔に・・・というのは避けましょう。洗顔する前に飲んだお茶の葉など、あまり時間のたっていないものでいれたお茶を使ってください。
アミノ酸洗顔
現在、市場にはアミノ酸系界面活性剤を使った洗顔クリームが増えてきています。
字の如く、アミノ酸に脂肪酸とアルカリを合成した物で、生分解・生体への安全性に優れています。
性能的には、石鹸に比べて泡立ちが少し劣る・洗浄力が少し弱い・皮膚にぬるつきが残りやすい・原料臭が強いなどのデメリットがありますが、現状は製剤化技術でこれらの問題はかなり改善されてきています。
ただし、価格的には石鹸に比較するとまだまだ原料が高価なので、濃度の濃い洗顔クリームの場合、コンビニコスメ・トイレタリーブランドではなかなか市販は実現しないようです。
比較的安価に手に入るのは、低刺激性ベビー用ボディーシャンプーなどにみられるポンプ式の液状ソープで、濃度が薄い分低価格で市販されています。
一般的に全成分中に 「○○グルタミン酸○○」 「○○グリシン○○」 といった名称の付いた成分が主成分となっているのが特徴です。
ここで注意が必要なのは、昨今のアミノ酸ブームに乗せて、今までの石鹸タイプの洗顔クリームに少しだけアミノ酸系の界面活性剤を配合したり、アミノ酸そのものをごく微量配合するだけで 『アミノ酸系の洗顔クリームです』 と、堂々と謳っている中小メーカーが多くなっていることです。
ポイントは、全成分中に上記に掲げた成分が2~3番目で配置されているアイテムをみつけるのが選択のコツです。
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